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岩瀬龍太(クラリネット)

Ryuta Iwase(clarinet)

 

 

 

東京都出身。桐朋学園大学音楽学部卒業、同大学オーケストラアカデミーを修了したのち渡欧、ベルギーのアントワープ王立音楽院とモンス王立音楽院に学ぶ。

 

2007年-2019年までウィーンのEnsemble Platypusのクラリネット奏者として数々のプロジェクトに参加し、これまでにウィーンモデルン現代音楽祭、ISCM World New Music Days 2013、Il Bienal Musical Hoje 現代音楽祭(ブラジル)、OaarWurm現代音楽祭(ベルリン)、Sluchalnia 現代音楽祭(ポーランド)、リンツ現代音楽祭(オーストリア)、ハニャン現代音楽祭(ソウル)、Musica Polonica Nova 現代音楽祭(ポーランド),東京春音楽祭等、数々の音楽祭に招聘されるほか、ウィーン楽友協会、ウィーンコンチェルトハウス、在オーストリア日本大使公邸、在日本オーストリア大使公邸、在ウズベキスタン日本大使公邸において演奏。Peter Ablinger や Bernhard Lang の新作をはじめ、国内外で多くの新曲を初演する。

 

また、2019年には新作を含むバスクラリネット独奏曲のみによるリサイタル、2024年には日本現代音楽協会主催において岩瀬龍太クラリネットリサイタルを開催し、クラリネットのための作品を現代の作曲家へ委嘱・ 初演し、新たなレパートリーの開拓に意欲的に取り組んでいる。東京芸術劇場主催公演においてダンサーの勅使川原三郎氏、佐東利穂子氏、ソプラノ歌手のマリアンヌ・プスール とシェーンベルクの《月に憑かれたピエロ》を共演するなど、他ジャンルのアーティストとの活動も積極的に行なっている。

 第11回ピエトロ・アルジェント国際音楽コンクール室内楽部門第1位(イタリア)、第4回マルコ・フィオリンド国際音楽コンクール室内楽部門第3位(イタリア)、第5回パドヴァ国際音楽コンクール室内楽部門第3位(イタリア)、夏期国際音楽アカデミーにおいてバルトーク賞を受賞(ウィーン)。

 

 Jess Trio Wien、ソリストとしてサヴァリア交響楽団ソムバトヘイ(ハンガリー)と共演。オーケストラ奏者としてバ ーデン市立歌劇場管弦楽団、ドイツ・ヴュルテンベルクフィルハーモニー管弦楽団、ウィーン 20世紀アンサンブル等に客演。

 

 2012年、col-legno Label (コル・レーニョレーベル) より、 Platypus Selected Works Vol. I-IVをリリース。2014年にはギター奏者の熊谷俊之と"itodo"を 結成し2015年にアルバム"Oirakanari"をリリース。2016年、作曲家ルーカス・ハーゼルベック作品集の録音に参加(ORFレーベル)。

 

 東京学芸大学、洗足学園音楽大学およびハニャン大学(ソウル)、ウズベキスタン国立音楽院においてマスタークラス、現代音楽奏法のレクチャーを行う。

 

 これまでにクラリネットを鈴木良昭、井上靖夫、中真人、四戸世紀、ワルター・ブイケンス、ロナルド・ヴァン・スパンドンクの各氏に、室内楽をアヴォ・クユムジャンに師事。マスタークラス にてウーリッヒ・ベーツ(アベックトリオ)、シャンドール・デヴィッチ、ラースロ・メゾ(バルトーク 弦楽四重奏団)、ヨーゼフ・クルーソン(プラハ弦楽四重奏団)の各氏に師事。

 

現在、Phidias Trio Tokyoクラリネット奏者。